慶沢園、住友家本邸庭園跡。天王寺駅すぐそばにある天王寺公園内の庭園で、入口の門を潜れば駅前の喧騒からは隔てられた穏やかな空間が広がる。
慶沢園は中央に池が配置され、周囲をぐるっと散策できるような作り(林泉回遊式)。急いで回れば1週10分もかからない程度の広さだけど、庭園としてはかなりの広さを誇り、配置の妙で見所もいろいろ。隣接する美術館の建物もアクセントになっている。
天王寺駅ともほぼ隣接しているため、池に映るあべのハルカスの存在感も大きい。
海に漕ぎ出す船を表している舟形石。
石畳。一応有料の庭園なので、休日でもほとんど混雑せず落ち着いて散策できる。
切石橋。池の周囲には橋や飛び石が何カ所も配置されていて、意外と狭いので「ながら歩き」していると危ない(庭園でそんな人いないか)。
四阿。池の南側から全貌を眺め見ることができる。この日は使っている人が誰もいなかった。
慶沢園は住友家の茶臼山本邸の庭園として1918年に造営されたとのこと。
記事の写真は冬の慶沢園だけど、それでも池を回れば様々な花を楽しむことができる。