水戸・尾張と並び、徳川御三家である紀州徳川家の居城、和歌山城。南海電鉄の和歌山市駅から徒歩10分ほど、市役所などが建ち並ぶ官公庁街と隣接して街の中心部に鎮座する(というより、いま市役所のある敷地なども含めて以前は全体が城だったらしい)。
和歌山城は道に沿って上っていくと、時代時代、積み方の異なる石垣が見られるのが面白い。
天守閣は標高50m弱の虎伏山の頂上に位置するので、下を歩いているときでも木々の合間からチラチラと姿が見える。
敷地内にある西之丸庭園。非常に落ち着いた雰囲気。
この日は雲が多く、また季節も冬なので木々も寒々しい。桜の春、緑萌える夏、そして秋の紅葉時にはかなり違った雰囲気になりそう。
池にかかる木製の御橋廊下(おはしろうか)。藩主と側近しか使えなかった橋を、近年になって復元したもの。
床に段差が設けられていて、滑らないようになっている。段の部分が鋭角なので、靴下を履いてないと痛いよ。
城へ上る道。この辺でスマートフォンを持ってずっと立ってる人たちがいたんだけど、なんだろ、ポケモン?ゲットだぜ的な?
風情がある緑に覆われた石垣。
石段を上ると、パッと開けて和歌山城の天守がよく見える。
門を潜った先に、なぜかとつぜん白い玉砂利でハートのマークが。
和歌山城の天守閣からの眺望。噂に違わず、360度の景色を堪能できて非常に眺望がよい。
先ほど渡った、御橋廊下もよく見える。
これは1階下からの眺め。紀ノ川の河口に位置するので、川の流れが印象的。空のほとんどが雲で覆われていて、薄暗かったのだけが残念。
他の城だとちょっと危なそうな場所は立ち入り禁止になっていることも多いけど、和歌山城は石垣の縁など覗ける場所が多いのも楽しめた。また来よう、アデュー。